長く使うためのメンテナンス  by 俣崎光治商会
メンテナンス講座と言えば「ちょっと難しそう」に聞こえますが、このページでは、トラブルがおきないように、日頃から注 意する点などをご紹介していきます。「超初級」のお手入れ方法から、ちょっと高度な話まで自転車屋さんのテクニックをご紹介できればと、思います。
第3回目はブレーキのおはなし
ブレーキは使っているうちに「シュー」とか「パッド」とかと呼ばれる部分がすり減ってしまいます。そうすると当然、ブレーキの効きが悪くなり、制動距離 (ブレーキをかけてから制止するまでの距離)が長くなったり、止まれなかったりします。ブレーキレバーの遊びが大きくなったら、これらの部品を交換しま しょう。
でも、その前に、簡単な調整で、ブレーキの性能が復活することがあります。その方法は次回に…。

今回はブレーキの種類について。
大きく分けるとブレーキには二つの種類があります。
「車輪の中心部(ハブ付近)でブレーキをかける」ものと、
「車輪の外周部(リム)でブレーキをかけるもの」とに分けられます。
見ていきましょう。(名称は一般的に呼ばれるものです、「製品の名前」であったりシステムの名前だったりします)
車輪の中心部でブレーキをかけるもの
(主に後輪に使用)
バンドブレーキ
サーボブレーキ
バンドブレーキ
(昔っからあるキー!!って鳴くブレーキ)
サーボブレーキ(←たぶん商標)
(内拡式ブレーキ、車やバイクのドラムブレーキと同じ構造、音はほとんど鳴らない)
ダイネックスブレーキ
ro-ra-bure-ki
ダイネックスブレーキ(ブリヂストンの商標)
(これも内拡式ブレーキ、サーボブレーキよりもよく効く…と思う。これも音鳴りはあまり無い)
ローラーブレーキ
(シマノ製のほかに数社同様の構造のものを出している、基本的に音は鳴らない、ずいぶん長く使うと、信じられないような音がすることがある、前輪用もある)
ディスクブレーキ(油圧)
※2

ディスクブレーキ
(近年MTBに多く採用されるようになった、クロスバイクにも採用されているものがある。オイルで作動させる油圧式とワイヤーで作動させる機械式がある)
コースターブレーキ
(後輪専用のブレーキ、ペダルを逆回転させる向きに回すと効く、ビーチクルーザーのような自転車に採用されていることがある)


車輪の外周部でブレーキをかけるもの
キャリパーブレーキ
Vブレーキ
キャリパーブレーキ(シティ車用)
(一般的なシティ車の前輪に使用されている、サイドプルブレーキとも呼ばれる)
Vブレーキ(シマノの商標だったと思う)
(MTBやクロスバイクに多く採用されている、メーカーによって名称が異なる「ロングアームカンチブレーキ」とか…。採用されている自転車によって長さが異なるものがある)
キャリパーブレーキ
カンティレバーブレーキ
キャリパーブレーキ(デュアルピボット)
(ロードレーサーの前後ブレーキに採用、近年ではシティ車の前輪にも採用されている、上のキャリパーブレーキよりも強力、ピボットが2ヶ所あるため「デュアル」となっている、サイドプルブレーキとも呼ばれる)
カンティレバーブレーキ
(Vブレーキが発表されるまでMTBのブレーキはこれでした、現在でもシクロクロス車やランドナーなどのツーリング車に多く採用されている)
Uブレーキ

センタープルブレーキ
(BMXなどに採用、また最近ではあまり見なくなった、スポルティーフにも採用される。センタープルブレーキとも呼ばれる)



画像の※はDIA-COMPE様の画像を使用、※2はデッキ掃除係提供、その他は東部のりんりんおっちゃん提供

あんまりやる人はいませんが、ブレーキ本体を交換する場合の「互換性」については、組合加盟店にご相談ください。けっこう互換性って大変です。同じ種類のものに交換する以外は、基本的にできないと思っていただいたほうが良いかと思います。

第2回目
第1回目
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